HYLEにっき

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音の棲み分けをしてるのになんか音がこもる場合の対処法4つ(中高域ブースト編)

基本的にミックスやマスタリングではブーストするよりもその他をカットしたほうが効果が得やすいですが、かといって完全にブーストを禁じ手にするとそれはそれでまた音がこもります。

 

今回は、音の棲み分けをある程度しているのに、なんか音がこもるなーという場合、どの楽器のどのあたりをブーストしたらいいのかを解説していきます。

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1,キック、ベースの高域をブーストする

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低音はキックやベースに任せて音を棲み分けるのは当たり前ですが、かといってキックやベースの中域や高域を完全にカットするのもよくありません。まあ完全に時と場合によるのですが、

 

・キックのアタック感を出したい場合は3〜5kHz付近

・キックの空気感を出したい場合は8〜13kHz付近

・ベースの空気感を出したい場合も11kHz付近

 

あたりをブーストするとよろしいです。

例えば、iPhoneとかで小さく再生したときにキックの音が全然聞こえないのが嫌だ!とかいう場合にはしっかりキックの高域をブーストさせると、小さい音でもしっかりキックのアタックが聞こえます。

逆に、キックの重さだけ聴かせたいみたいな場合は高域ブーストするとなんか軽い印象になってしまうので私はあえてブーストしなかったりもします。

 

2,歌の高域をブーストする

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歌の場合、中域に集中してますが、高域を完全にカットすると抜けが非常に悪くなります。13kHz〜20kHzあたりをブーストして空気感を足すようにすると、声は大きくなっていないのに、なぜか良く抜けて聞こえるんですよね。

 

3,歌の中域をブーストする

高域ではなく、500Hz付近をブーストすると歌の抜けがよくなる場合もあります。ただし、私のように、元からツルッとしてなくて、こもってるような声の人はブーストしすぎるとキモくなる可能性があるので私はあんまりやらないかな…。声に息を混ぜない系の歌い方する人はこの方法をやっても問題無いかと。

 

4,聴かせたい帯域の倍音をブーストする

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各パートの聴かせたい帯域の倍音をブーストすると、空気感が伝わって抜けが良くなる場合があります。例えば、ギターの5kHzを持ち上げたいと思ったら、2倍の10kHz、3倍の15kHzを上げると自然な空気感をプラスできるので音が抜けやすくなります。

 

ただしやりすぎ注意

まあ、基本はやりすぎないように注意しましょう。せっかく棲み分けたのに、ブーストのせいで高域に音が集中して音が割れてしまったら本末転倒です。まずは棲み分け、そこからブースト。ただしやりすぎない範囲で。ってのが大事なんじゃないかなーと思います。

 

一応自分の経験からも書いてますが、今回はこちらの本をわりと参考にさせてもらいました。より詳しく知りたい方は読んでみるといいかもしれません。

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