HYLEにっき

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音圧を視覚的に把握できる「RMSメーター」最適な値はどれくらいか?

音量が大きいはずなのに音が小さい…という場合、音圧を視覚的に把握するには「RMSメーター」を見た方がいいです。

 

 

 

RMSメーターとは?

RMSメーターは、人間の耳に近い音量感を示してくれるメーターです。

そのため音圧稼ぎの指標として見たほうがいい、と言われてます。音圧マックスなデータをDAWのプロジェクトに読み込んでみたりすると、だいたい波形は海苔波形ですよね。だから、自分も海苔波形に近づけたいならRMSメーターを見て調整したほうがいいって話です。耳だけだとどうしても不安ですからね。

 

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Cubaseだとマスターメーターのとこに表示されます。

上の緑がピークで下の水色がRMSです。

他のDAWはよくわからんのですが、RMSメーターはプラグインもあるので無い人はマスタートラックに挿してみてくださいませ。

 

ピークメーターとRMSメーターの違い

普通、DAWで音量を把握するに「ピークメーター」を参照しているかと思いますが、ピークメーターはあくまで瞬間瞬間の音の最大値を示してくれるだけです。しかも、人間の耳は一瞬だけピークメーターの値が大きくなったとしてもそこまで大きな音と感じないらしい。ということで、音圧を測りたい場合は適していないんですね。

 

それに対し、RMSメーターは波形の面積を表してくれるメーターなので音圧を測る指標になる、てことです。

 

結局RMSメーターは何dBが良いのよ

で、どのくらいの音圧を稼ぎたいかは人によるので好きにせえ、というのが結論でしか無いんですがだいたい売ってるCD音源くらい稼ぎたいのであれば、大体RMS値は-10くらいをうろうろしてるのが適していると言われてます。※

 

↑のだと最大が-10.2なので良い感じの音圧と言えます。まあ、いろいろ音源を読み込んでみたんですが音圧の高いEDMとかだと-8付近のもあります。

リファレンス(参考にしたい音源)をDAWに読み込んでRMS値を確認してそこに寄せていく、のが良いと思います。

 

 ※Cubaseの場合。

RMSメーターでは「何dB以上」を超えるとだめか

逆に何dB以上だとやばいのか、って話ですが、大体Cubaseの場合-6dBを超えると海苔すぎてダイナミクス(音楽的な強弱)が無くなってのっぺりした印象になったり、音が割れたりします。

0dBでは音は割れない、というのは理論上正しいんですが、デジタルの世界では0dBを超えてもスピーカーから出てきたときに音が割れてしまうことはよくあるんだって。だから音圧稼ぎたいならRMSメーターを参考にしながらEQとか定位を頑張りなさいといことになります。

 

RMSメーターを過信してはいけない

ここまでRMSメーターは音圧を測るのに良いよ、と解説してきたんですが、そもそも周波数によって音の聞こえ方は違ってくるのでRMSメーターを過信するのはあまりよくありません。

 

例えば、同じRMS値でも、低音より高音の方が人間の耳は大きく感じやすいです。故に、低音きかせまくったはずなのに音量が小さい、音圧が小さいと感じることがあります。 「海苔波形なはずなのにぜんぜん音が小さい!」と感じるのは単に余計な低音が多すぎてRMSメーターが反応しちゃってる可能性があるので余計な低音はEQでカットする。RMSメーター、ラウドネスメーターどっちも参考にしながらバランスを取るのがよろしということになります。

 

ラウドネスメーターは、より人間の聴覚に近く音量を示してくれるメーターと言われてます。

 

結局どうすれば

RMSメーター、ラウドネスメーターどちらも参考にしながら作業するってのが大事なんですが、結局どっちのメーターも人間の聴覚に近い値を示すメーターってだけなのでミックスやマスタリング上達したいならリファレンス(参考音源)と聴き比べてくしかないのでは?と思った笑笑

結局耳ですねえ…。ミックス・マスタリングの上達に近道無し…。

 

 RMSメーターとかラウドネスメーターの話をより深く理解したい人はこちらの本を参考にするのがおすすめ。非常にわかりやすいです↓