HYLEにっき

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【Cubaseユーザーによる比較】「Cubase」 vs 「FL Studio」

Cubase7.5でついにいろいろ不具合が出てきたのでここらで一発アップデート!の前に、気になっていたDAW、FL Studioとの比較をしてみようと思い立ちました。

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 今回比較するのはFL Studio 20とCubase7.5(古いね〜)

 

FL Studioは太っ腹なことに、ほとんどの機能を試せるトライアル版があります。

ダウンロードはこちらから↓

www.image-line.com

よくあるDAWのトライアル版は1ヶ月とか期限がありますが、FL Studioは期限も無し。あらゆる書き出しもふつーにできる。じゃあ何が逆にできないのよ!?と不安になりましたが、トライアル版で保存したデータは製品版じゃないと読み込めないらしいです。ほへえ。

 

ということで、とりあえずMIDI打ち込み、オーディオ録音できるレベルまでお試ししてみましたので、CubaseとFL Studioの比較をしていきたいと思います。

 

ちなみに、sleepfreaksさんのサイトのこのページを1から順に勉強してけば普通に1日で打ち込み&レコーディングできるまでになりました。ありがたや。

sleepfreaks-dtm.com

 

見た目はFL Studioの圧勝

まずはUIデザインから。FL Studio、立ち上げた瞬間全部英語表記に面食らっていきなりやる気が削がれました笑

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日本語表記にできないのかな?と思って調べてみましたができないとのこと。クソが。

でもぐぐりながらやってけばぜんぜん理解できるレベルです。ちょっと慣れれば何も気にならなかったです。ていうか日本語が無いから正直デザイン面はFL Studioの圧勝。Cubaseよりおしゃれ。

 

リズムパターン作るのがめっちゃ楽

FL Stuioには「チャンネルラック」という特有の概念があります。

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簡単に説明すると、MIDIトラック追加したらデフォルトでキック、クラップ、ハイハット、スネアの音が割り当てられてるソフトシンセが立ち上がって簡単に音の差し替え&打ち込みができる、といった感じでしょうか?

 

まあCubaseだと超シンプルなGrove Agentみたいなやつがさくっと立ち上がる感じです。もしくはNI社の小さいBattery4的な。ピアノロールだと見辛いのでこのUIはかなりリズムパターンのMIDI打ち込みがやりやすいです。

 

最初からキック、クラップ、ハイハット、スネアの音が割り当てられてるのも、ダンスミュージック作ってる人からすると「わかってんな〜」みたいにさくさく作業が進むことでしょう。

 

まあでも私の場合はCubaseでこういうテンプレート作ってるので(Battery4使って)正直テンプレート作れる人からするとFL Studioじゃなきゃ!みたいな機能ではないです。

 

MIDIトラックを簡単にバラバラにできるのがめっちゃ楽

今回一番FL Studio触ってみて「いいなー」と思った機能がこれ。MIDIトラックを各パートごと簡単にバラバラにできる機能。例えば、1つのMIDIトラックでキック、ハイハット、スネアを打ち込んだら、それぞれの音はミックスの際はバラバラにしますよね?Cubaseの場合、トラック複製して余計な音消して〜とか、他のトラックを作ってからMIDIをコピペして〜とか、めんどくさい手順が必要です。3つのトラックに分けたい場合は3回分やらなきゃいけないし。これがですね、FL Studioだと、一瞬でトラックをバラバラにできます。さっきのチャンネルラックってやつでリズム作ると、

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たった2クリックでキック、クラップ、ハイハット、スネアのトラックが吐き出されます。これには大感動。名前もいちいち自分で記入することなく「kick」「Clap」みたいに文字入りで吐き出されるのでほんとうに楽。

 

ノートの「削除」がめっちゃ楽

Cubaseの場合、消したいノートがあったら「Delete」キーを押せばいいので既に楽なんですが、FL Studioの場合はさらに楽です。右クリック一発です。私はトラックパッドなので2本指タップで一発です。これはとても楽だと感じました。

 

と、ここまではFL Studioの良い面ばかり書いてきましたが、ここからはちょっと気になる面も書いていきます。

 

いちいちミキサー触らないといけないのがめんどくさい

オートメーションの書き始めに、いちいちミキサーを触らないといけないのが正直かなりめんどくさいです。Cubaseなら一瞬でオートメーション書けるのにとイライラします。

エフェクトの編集も削除もいちいちミキサーからやらなきゃいけないのがかなりダルいです。

そしてなんとオーディオ録音もミキサーを一回触らんといかん。めんどくさすぎや。

 

数値を入力できないのがきつい

例えば、BPMを変更する場合、いちいちスクロールして数字をあわせなきゃいけないのがすごくめんどくさいです。BPM128の曲を作りたい場合、130からマウスでスクロールして128までさげなきゃならんのです。Cubaseの場合は128って入力すればいいだけなのでめっちゃ楽。他にも、いちいちCubaseっていろんなところで細かい数字を入力できるじゃないですか?それがFLはできない。直感的なUIなのがウリっぽいけど、数値入力に慣れた人間にとっては数字を入力できないのがめんどくさすぎる。数字に慣れてると、直感的なインターフェイスは感覚だけに頼る感じで不安になる。初心者ならいいかもだけど。

 

ピッチ補正がめんどくさい

Cubaseの場合、波形をダブルクリックしたらすぐにVariAudio(Melodyneみたいなやつ)が立ち上がって即座にピッチ補正が可能ですよね。FL Studioにも同じく似たNewToneってやつがあって編集自体はVariAudioと同じように楽なのですが、プラグインとして機能するのでこれまたいちいちミキサーからプラグインを指して使わなきゃいけないのでめんどくさすぎて死ねます。Cubaseだったら波形ダブルクリックするだけなのに…。

 

Macでの解説が少ない

Macで使えるようになったのは最近なので、ネットに落ちてる基本的な情報はWindowsでの解説になります。Windowsユーザーなら問題無いかと思いますが、Macだとこれが地味にストレス溜まる。日本語の情報も少ないし。

 

結論

Cubaseの圧勝ですかね…。リズムパターンを作るのは本当にFL Studioは楽だなーと感じました。MIDIトラックを瞬時に複数トラックに分けられるのも、Cubaseには無い機能なので感激しました。でも、CubaseならBattery4と組み合わせればテンプレート作って同じようなことはできるし、わざわざこの機能のためにFL Studioに移行はちょっと…て感じた。

 

FL Studioはとにかくリズムトラック(MIDI入力に限る)を作るのが楽。

 

でも別に今時リズムトラックってMIDIだけじゃなくてオーディオサンプル使う人も多いだろうし、いろいろ触ってみたらCubaseのほうがよっぽど直感的なインターフェイスだと感じた。だっていちいちミキサー触るのめんどくさいんだもん。何かアクションするごとにミキサー経由しなきゃいけないのはだるすぎる。

 

リズムのMIDI入力よりも、ミックスに費やす時間とかオーディオ編集に費やす時間とかのほうが長いので、そっち方面がめんどくさいFL Studioはきつい。

 

Cubaseは高いだけある

Cubase、高いだけあるわ。

ユーザーから金むしり取ってるだけあるわ。

DAWなんてどれも慣れれば同じと感じてましたが、こんなにも違うもんかとびっくり。

 

ということで、FL Studioの値段に釣られずこれからもCubaseを愛用することにいたします…。

 

じゃあどういう人に今FL Studioはおすすめか?と言ったら 、

Windowsユーザーで、これからの予算を抑えたく、かつループもののクラブミュージックを作りたい人、かなあ。うーん。かなり限定される。クラブミュージックって書いたけど、オーディオ扱う予定ならFL Studioにするメリットはあんま感じないな。

なんかFL Studioの悪口みたいになってしまった笑

でもやっぱCubaseは高いだけあってやっぱ高機能なんだなあと思った。見た目はFL Studioのが好きだけど。